犬猫の病気:生殖器の病気と症状

◆当サイトでは、犬や猫の病気のうち、「生殖器」に関連した病気について、やさしく解説していきます。

人間同様、犬や猫の場合も、生殖器には雄と雌の違いがあります。雄の生殖器といえば、精巣、陰茎、前立腺などがあり、雌の場合は、卵管、卵巣、膣、子宮などがあります。


◆犬の場合、生後6ヶ月から7ヶ月もすると、すでに性の成熟を迎えます(いわゆる、ヒートですね)。したがって、互いに発情している雄と雌が出会えば、生後1年に満たなくても、交配することができ、子供が生まれることもあるのです。

ただし、ブリーダーのみなさんはよく承知していることですが、可能だからといって、最初の発情から交配をさせたりすると、母体にとっても、生まれてくる子犬にとっても、あまりいい結果を生まないので、実際には、もう少ししてから交配させるのが普通です。


◆雌犬は年に1,2回発情します。発情期には膣に出血があり、1週間前後それは続きます。そして、発情期間には、外陰部が赤く充血します。交配は、発情による出血が始まってから12日〜14日頃が適しているといわれています。


◆犬の妊娠期間は、63日前後です。


◆いっぽう、雌猫の場合、そもそも排卵日というものがなく、ではどうやって排卵するのかというと、交尾の刺激に誘発される形で、交尾から24時間〜50時間ほどで排卵します。


◆猫の妊娠期間は、63日〜65日で、このへんは、さすがに祖先を同じくしているだけあって、犬の63日前後とほぼ同じです。


◆雌猫は、雌犬と違い、何度も繰り返し発情します。そのため、子猫が離乳後、わずか2週間ほどで、また発情することも珍しくありません。よく2時間ドラマなどで、女がライバルの女に対して 「このドロボウ猫!」などと吐き捨てるようにいう場面がありますが、もしかすると、雌猫のこうした頻繁な発情が由来としてあるのかもしれません(女性の方、ごめんなさい)。


◆去勢手術について

たとえば、雄犬の飼い主で、将来子どもを望まない場合には、精巣を摘出して子供ができないようにしますが、これが去勢手術と呼ばれるものです。この去勢手術は、雄犬が年齢を重ねてから起こしやすい病気(睾丸の病気、前立腺の病気)を予防する効果も期待されています。


◆不妊手術について

雌犬の卵巣や子宮を摘出することで、子どもができなくなるようにする手術を、不妊手術と呼びます。不妊手術の場合も、将来の乳腺腫瘍や子宮の疾患を予防する効果が期待されています。


◆去勢手術・不妊手術ともに、生後10ヶ月未満に行うことがよい、とされています。


◆当サイトでは、以下の病気について解説しています。


(陰嚢・精巣の病気)

雄性仮性半陰陽、潜在(停留)精巣、精巣導管系無形成、陰嚢ヘルニア、精巣低形成、陰嚢皮膚炎、精巣炎、精巣上体炎


(前立腺の病気)

前立腺肥大、前立腺嚢胞、前立腺炎(細菌性、非細菌性)、前立腺膿瘍


(陰茎・包皮の病気)

陰茎発育不全、陰茎小帯遺残、包皮狭窄、陰茎骨奇形、亀頭包皮炎、陰茎・包皮の腫瘍


(卵巣の病気)

副卵巣、雌性仮性半陰陽、嚢胞性卵巣疾患


(子宮の病気)

子宮内膜過形成、子宮粘液症、子宮蓄膿症、子宮内膜炎、子宮捻転、子宮破裂、子宮脱、胎盤停滞、胎盤部位退縮不全


(膣・会陰部の病気)

膣狭窄、処女膜遺残、膣過形成、膣炎、膣脱、会陰部低形成、会陰部狭窄症、陰核肥大、外陰部腫大、卵巣腫瘍、子宮腫瘍、膣・会陰の腫瘍


(乳腺の病気)

乳房肥大、乳房過形成、乳腺炎、乳腺腫瘍


以上


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